2010年03月15日

ラスベガス。

 ロサンゼルスには前回掲載の事件があっただけに、少し陰鬱なイメージが付いてしまったのだが、なんだかんだで2週間も滞在してしまった。その2週間の間にはロスの町を観光したり、2泊3日のラスベガスツアーやサンフランシスコツアーに参加したりとそれなりに楽しんだ。
 はまだ宿の浜田さんに紹介してもらったリトルトーキョーにある旅行会社で、それぞれのツアーは160ドルだった。まぁ、それなりに内容は豊富だし、お得感のある値段だった。ただツアー客の9割9分が中国人でちょっと異様な感じだった。そんでもってやはり団体旅行は少し苦手だと思った。もしかしたらこの旅で自分には協調性というものが失われているのかもしれないなぁ・・・。

 ラスベガス。
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 カジノは楽しかった。初めてブラックジャックをやった。手持ちのカードの数字の合計が 「21」 を超えない範囲で 「21」に近い方が勝ちという単純明快なゲームだ。
 だが、これがなかなか難しい。一緒に来た旅行代理店の中国人女性のリンリンさん(日本語しゃべれます!)に色々とレクチャーをしてもらったが、速いテンポでゲームが進んでいくので、なかなか考える余裕がない。一瞬のうちにゲームが終了してしまう。
 最初のうちはちょこちょこ勝ってはいたのだが、ディーラーによっては全く勝てない場合もあり、最後にやったカジノではボロ負けしてしまった。。。
 ま、でも最終的には100ドルの負けで済んだので、ヨシとしよう。

 リンリンさんはラスベガスの常連さんで、連休などがあると、よく足を運んでいるのだそうだ。。今回もその休暇を利用して、ツアーバスに相乗りして遊びに来ているのだ。・・・いいのか。。
 常連さんなので、いつも泊まるホテルからリンリンさん宛に様々な特典付きの招待状まで送られてくるような始末だ。その特典も豪華で、まずホテルの無料宿泊券、ディナー無料お食事券、さらに皮のコートプレゼント・・・。
 3つ目のはいまいちよく分からないが、とにかくラスベガスに来て、いっぱいカジノで遊んでいって下さいってな感じの招待状だ。

 リンリンさんはプチギャンブラーだ。本人いわく趣味で、深入りせず、ストレスが発散できるように息抜き程度にやっているとは言っているが、いったんブラックジャックが始まると、目つきが変わる。。というか、怖い。僕もレクチャーの最中何回怒られたことやら・・・。「アナタ、ゼンゼンムイテナイヨッ!ヤメタホウガイイヨッ!」。そこまで言わなくてもええやん。
 ま、それだけ言うだけのことはあり、一緒にダウンタウンの方のカジノへ行こうと、ホテルの部屋で僕が外出の準備をしている数十分の間に、その僕の泊まるホテルに併設しているカジノでいとも簡単に100ドルぐらい勝っていた。中国人すげー。
 その他にも何度か彼女がブラックジャックをしているのを見ていたが、ほとんど勝っていた。

 あとはラスベガスの町をぶらぶら歩いた。
 ダウンタウンのアーケードはすごい。ある時刻になると急に周りにあるカジノやホテルのネオンが消え、それから大音量の音楽とともにアーケードには煌びやかな映像によるショーが始まる。

<ダウンタウンのアーケードのショータイム>
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 僕が見たときはステッペンウルフの「ボーントゥービーワイルド」のカバーバージョンが流れ、それを演奏しているバンドが出てきたり、アーケードの端から端までスポーツカーが走ったり、戦闘機が飛んでいたりしていた。

 観光客にとってのラスベガスは大きく分けると、近代的な巨大ホテルが建ち並ぶストリップ地区と、昔ながらの面影を残すダウンタウン地区のふたつに分けることができる。
 このアーケードがあるのはダウンタウン地区。。
 巨大な高級ホテルが建ち並ぶストリップ地区では各ホテルでいろいろなショーを催しており、それぞれ入場料が必要なところもあるが、無料でショーが観られるところもある。
 もちろん無料で観られるところしか行っていないが、結構迫力満点なショーばかりだ。アメリカっぽいというか、派手というか・・・。

<船が燃えるところ>
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 ホテルの前の池には巨大な海賊船が2体浮かんでいて、ショーではそこで戦いみたいなのが始まって、銃を撃ったり(もちろん本物ではありません)、爆発しまくるのだ。最後には一方の船から巨大な炎が上がり船は燃えてしまう。
 他にもホテルの正面にある火山が噴火したり、同じくホテルの正面にある巨大な池で噴水ショーが始まったり、なかなかおもしろかった。

 その他にも観光名所になっているホテルがいっぱいあり、その中に入るだけでもおもしろかったし、巨大なショッピングモールなんかもあって、、ラスベガスの街全体がアトラクションのようだった。これは仲間で何人かと来るべきところだなと思った。

<イタリアのベニスをモデルにしたホテル。玄関の内部はこんな感じ>
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 2日目はグランドキャニオンを見に行った。。だが、これに関してはグランドキャニオンの端っこのほんの一部しか見ることができなかったためか、少々感動が薄かった。。

<ニューヨークの摩天楼を表現したホテル・ニューヨークニューヨーク>
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2010年03月13日

バックパッカーは見たっ! 〜続き〜

・・・前回からの続き。

 翌日はお富さんで朝ごはんを頂いて、浜田さんと取り留めのない話をしていると、11時過ぎぐらいになっていた。
 「約束の時間を大幅に超えてしまった・・・」、慌ててリトルトーキョーへと向かい(お富さんからだと所要10分から15分ぐらい)、宿の表玄関の前まで来た。

 後から考えれば、この大幅な遅刻が命拾いに繋がっていたかもしれない。
 一回目のブザーでは誰も応答に出てくれなかった。二回目のブザーを鳴らしても応答はなかったが、5分ほど待つとアジア系の男がドアの向こうから飛び出てきた。てっきりドアを開けに来てくれたんだと思ったが、その男は「Do you have the key?」と一言僕に聞き、「No」と答えるとそれっきりそのまま外へ出て行った。
 とにかく中へ入れたので、すぐの階段を上がった。廊下を見渡すと、中国人住人がちょうど部屋から出てきたところだったので、「チェックインしに来たが、管理人はいるか」と英語で尋ねてみた。
 管理人が寝泊りする部屋にいるのではないかと言われ、そこを訪れたが、ノックをしても応答はない。その中国人住人もまた部屋に入って行ってしまったので、いったいどうしようと、困ってしまい、また元の階段のところまで戻ってきてしまった。
 昨日予約のときに聞いていた管理人室を思い出し、そこのブザーを鳴らしてみる。何回かノックをしてみる。やはり応答がない。思い切ってドアノブを回してドアを押してみると、意外なまでに簡単に開いてしまった。鍵が閉まっていなかったのだ。
 そして「すいませーん・・・」と言いながら二つある部屋の奥の方を覗き込むと、僕の頭を一瞬で真っ白にしてしまうような、そんな漂白剤のような光景が目に飛び込んできた。。

 血だらけの女性が仰向けで、少しこちら側を向いて倒れていたのだ。

 ハッキリ言って行動力を奪われた。というか、一回ドアを閉めてしまった。何か見てはいけないものを見たような気がしたのだ。何が起こっているのかわからなかった。そして何をすればいいのか分からなかったし、天から何か重大な任務を負わされた気がした。

 とにかく現実をしっかりと受け止めねば・・・

 中に入り、その女性をよく見ると、口元から首筋に掛けて鋭い切れ込みが走っている。血まみれの原因はそこから始まっているのだということなどはすぐに理解できた。だが、これがまさか殺人だとはそのとき微塵も感じられなかった。
 なぜなら女性はまだ息があったし、動いていたから、おそらく足を滑らして、こけてしまい、何かの破片で切ってしまったのだろうと思ったからだ。
 そのときその女性が大山さんだと判断できるのには数分時間が掛かった。顔は別人のように膨れ上がっていたのだ。とにかく何て声を掛けたのかは覚えていないが、その女性はまだ意識があり、声は出なかったが必死で「911,911(ロスの救急車)」と言っているのが分かった。
 いったん部屋の外へ出て、しどろもどろしていると、その宿の住人である日本人男性がちょうど外から戻ってきた。とにかく事情を説明すると、その日本人も信じられないような顔をして、慌ててオーナー(中国系ミャンマー人)の部屋をノックし、オーナーに救急車を呼んでもらった。
 オーナーが大山さんの姿を一目見ると、すぐに眉にしわを寄せ、「あぁ・・・」と声にならない声を発した。。
 こうして僕はこの事件の第一発見者となったのだ。(ロサンゼルスチェットウッドホテル殺人事件)

 数分後に現れた救急車に担架で大山さんが運ばれるのを見届けると、いくらか安心した。。しかしその安心感を無意味なものにするような知らせがさらにその数分後に警察の方から言い渡された。

 搬送先で大山さんは亡くなったのだ。

 この事件について警察は殺人事件であると断定した。ハッキリ言って、そんな事件があったあとにこんなところに泊まる気は全くなかったので、すぐにでもその日のための宿を探す予定だったが、ロス警察は僕を放そうとはしなかった。第一発見者というのもあるし、やはり多少なりとも疑われていたのだろう。
 とにかくしばらくはこの宿にいるようにと命じられた。普段は物静かであるこの宿もこの事件がきっかけで毎日のように住人同士でこの事件に関してのいろいろな噂話をするようになった。

 「あの中国人は怪しい・・・。」「金のトラブルが原因らしい・・・。」「犯人は205に泊まっていた日本人で、バッグには死体をもう一体持っていたらしい・・・。」

 とりあえずどうでもいいから、早く犯人を捕まえてくれっ!!という気持ちでいっぱいだった。しかも一番犯人として怪しいのは僕が一番最初に表玄関の前で待っていたときに扉の中から出てきたアジア人。怪しいというか、もうその人しかいないだろうと思った。僕が発見したのは午前11時40分ごろ。他の住人が元気な大山さんと最後に話したのは午前10時半頃。その1時間とちょっとの間に犯行が行われたとしか考えられない。
 その時間帯のアリバイを住人の全員に確認すると、残るはその表玄関から出て行ったアジア人の男しか考えられないのだ。そんな犯人として一番怪しい人物に顔が割れているのは僕しかいないのだ。。
 この宿で何泊かしているうちに、その犯人が僕を殺しに来る可能性だってあるわけだ。。


 だが、それから10日後ぐらいに犯人は逮捕された。
 警察からの情報によると、しばらく(1ヶ月ぐらい)この宿に宿泊していた中国人が犯人との事。
 動機は宿泊代に関するトラブル。犯人はギャンブルの常習者で、お金に関してだらしのない人だったようだ。
 ただ警察はそれ以上詳しいことは教えてくれず、犯人がその一番最初に僕が会ったアジア人だったかどうかはよく分からない。

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 犯人が捕まるまでの10日間、全く外に出られないわけではなかったので、それなりにロスの街やその近辺をいろいろと観てまわった。

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 サンタモニカのビーチ、ダウンタウン、ハリウッドの町、そして2泊3日のラスベガスツアーと同じく2泊3日のサンフランシスコツアー。。

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 だが、いつも宿に帰る時は何となく憂鬱になってしまう。。

 あの宿に戻るのか・・・。

 そんなこんなで、僕にとってのロサンゼルスは負のオーラが漂った町として印象付けられた。

 大山さんに関しては本当に残念であったが、とりあえず犯人が捕まって良かったし、大山さんの他にも怪我人や犠牲者が出なくて、本当によかった。
 とにかく、旅中にこんな体験が待っているなんて思いもしなかった。この事件は僕の旅の中でも一番のインパクトがある事件だった。。

<ロスダウンタウン中心街>
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<サンタモニカにて>
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ラベル:世界一周
posted by SAMURAIちゃん at 00:00| Comment(7) | アメリカ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月11日

バックパッカーは見たっ!

 1年も旅していると、いろんな事があるわけで、ついに僕のこの平和な旅にも一つの強烈なインパクトを与えてくれるとてつもない事件が起こった。。
 というよりも人生、後にも先にもこんな経験は二度とないだろう。。いや、あってほしくない。

 「ロサンゼルス日本人宿殺人事件。」

 忘れもしない。1月5日、午前11時40分・・・。発見してしまったのだ。

 ニューヨークから飛行機で向かった先はロサンゼルス。。ロスには1月4日、お昼前に到着した。
 あの心身ともに凍えてしまうような極寒のニューヨークから来た身としては、この西海岸の温暖な気候は僕にとってオアシスのようだった。。
 まずは予めインターネットで調べておいた宿「はまだ宿(じゅく)」を目指し、そこへ向かった。宿のオーナーである浜田さんはこの宿のほかに日本食レストラン「お富さん」も経営している。「お富さん」は宿のすぐそばにあり、浜田さんは休みの日以外、常にそこにいらっしゃるので、実質上、宿の受付というのはその「お富さん」である。
 「SOTO Street」まで行くと、まずは「お富さん」に向かった。浜田さんは笑顔で迎えてくれた。ただ部屋は埋まっているらしく、その日の宿を他で探すしかなくなってしまった。
 お昼も過ぎているということもあり、とても空腹だったので、ひとまずその「お富さん」で食事をすることにした。

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 浜田さんは「旅人が来ると、いつもおもてなしをしているのですよ」とサンマ定食に鳥南蛮を付けて、なんとそれをタダでご馳走してくれたのだ。。節約旅行をしているだけに本当にありがたかった。しかも日本食。味噌汁やサンマなんかは、滅多に食べられる機会がないので涙が出そうなほど嬉しかった。
 そしてまたまたありがたいことにその日1泊だけは浜田さんが住んでいる家で泊めて頂けるというのだ。浜田邸宿泊に関してはもちろんいくらかお金を払って、泊めてもらう事になった。

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 それにしてもこの浜田さんの優しさは身に染み入った。
 若い頃は浜田さん自身もバックパッカーをして世界各地を飛び回っていたという。やはり浜田さんも旅の途中で世界中のいろいろな人の優しさに触れて、救われるような思いをしたという。「今は自分がそのお返しをしているんですよ。」と浜田さんは言う。「アメリカで夢を実現させたいという若者を応援しています。いつでもここ、はまだ宿に来て下さい。何でも相談に乗ります。」と、暖かいコメントを頂いた。
 もっとより多くのお客さんを泊めることができるように、近々宿の部屋を今よりも更に増やすのだそうだ。

 ・・・と、少々宣伝ぽくなってしまったが、こんな会話をしているうちに、夕方近くになってきたので、次の日からの宿を探そうと、ロサンゼルスの日本人街「リトルトーキョー」に向かった。

 リトルトーキョーには日本からの移住者や観光客などで多くの日本人が生活、または宿泊し、リトルトーキョー内の飲食店やスーパーには多数の日本人が働く。韓国人も多数見かける。だが町はどことなく寂れた雰囲気が漂っていて、街の規模もものすごく小さかった。
 念のためリトルトーキョー内にある交番で何軒かホテルをピックアップしておこうと向かったのだが、ここの交番の係員である中年女性はものすごく不親切だった。もちろん日本人。
 明日からの宿がないというのに、1件だけ宿の住所だけを伝えると、あとはめんどくさそうに追い払うような対応だった。もう一人の少し若めの係員が「ちゃんとその宿に電話して空きを確認した方がいいんじゃないの?」とその中年女性に忠言する。僕もそれを願った。すると中年女性は「電話は今故障中なの!」と言った。その若い係員は「そんなはずはないんだけどな〜」と言う。おそらく電話は壊れていないだろうという事は何となく想像できた。というか、結局電話は壊れていなかった。その親切な若い係員はちゃんとその宿に電話してくれたのだ。その中年女性の係員はばつが悪そうにその後は奥の部屋に行ってしまった。。
 なんだか驚いてしまった。なんでそんな嘘をついたのだろう。僕のどこが気に入らなかったのだろう。。そこまでして仕事を放棄する意味が分からなかった。そんな出来事があったのもあり、このリトルトーキョーという地区は何となく負のオーラが漂っている気がした。


 「チェットウッドホテル」・・・。ネットでも確認はしていたが、交番にも一応勧められたので、明日からの宿はココに決め、予約をした。
 管理人の大山さんとはそのときが初対面だった。愛想の良いおばちゃんだった。おばちゃんといっても見た目は70歳に近いような感じだった。足が悪いようで、片脚を半分引きずったような歩き方をしていた。
 予約を済ませ、その宿にたった独りいた旅行人の男性と話した。話によると、この宿には旅人という旅人はほとんどいないとの事。30から40ある部屋のほとんどは何年もの間ここに住んでいる方々ばかりで埋められている。ほとんどが日本人だが、その他にも中国人やフィリピン人などの方々もいる。年齢は40歳から60歳ぐらいが中心で、皆が皆他人とは関わりを持たないでいたいという空気が廊下で人とすれ違う度にひしひしと伝わってくるようなそんな雰囲気があった。
 「もうここ宿じゃないよ」と旅人の彼は言う。やはりこの宿もどことなく負のオーラが漂っている気がした。

 とにかくそこで予約をし、大山さんとは翌日の朝一番でチェックインしに来ますと言って、チェットウッドを後にした。。

<とりあえず載せる写真がなかったので、ロスの地下鉄の写真載せてみました。SOTO Streetにて>
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 ・・・ちょっと長くなりすぎたので、いったんココで切ります。

続く・・・
ラベル:世界一周
posted by SAMURAIちゃん at 22:50| Comment(2) | アメリカ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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