2010年03月16日

シスコーッ!!

 サンフランシスコ。

<ゴールデンゲートブリッジ>
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 ここも2泊3日のツアーでまわった。
 町のあちこちを行くのに全て日程が決まっていて、自由に動くことができなかったので、いまいち楽しめなかったが、いい町だなと思った。
 坂が多くて、どこか開放的な雰囲気があり、かといって趣のある町並みだったりする。

<ロンバード・ストリート・・・カラオケのプロモでよく出てくる坂>
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 チャイナタウンは範囲がとても大きかった。9割9分中国人客のこのツアー。
 外から来た中国人はチャイナタウンを歩いて、楽しいのだろうか。。たぶん自国の他の町に観光しに来た感覚なんだろうな・・・。

<チャイナタウン>
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2010年03月15日

ラスベガス。

 ロサンゼルスには前回掲載の事件があっただけに、少し陰鬱なイメージが付いてしまったのだが、なんだかんだで2週間も滞在してしまった。その2週間の間にはロスの町を観光したり、2泊3日のラスベガスツアーやサンフランシスコツアーに参加したりとそれなりに楽しんだ。
 はまだ宿の浜田さんに紹介してもらったリトルトーキョーにある旅行会社で、それぞれのツアーは160ドルだった。まぁ、それなりに内容は豊富だし、お得感のある値段だった。ただツアー客の9割9分が中国人でちょっと異様な感じだった。そんでもってやはり団体旅行は少し苦手だと思った。もしかしたらこの旅で自分には協調性というものが失われているのかもしれないなぁ・・・。

 ラスベガス。
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 カジノは楽しかった。初めてブラックジャックをやった。手持ちのカードの数字の合計が 「21」 を超えない範囲で 「21」に近い方が勝ちという単純明快なゲームだ。
 だが、これがなかなか難しい。一緒に来た旅行代理店の中国人女性のリンリンさん(日本語しゃべれます!)に色々とレクチャーをしてもらったが、速いテンポでゲームが進んでいくので、なかなか考える余裕がない。一瞬のうちにゲームが終了してしまう。
 最初のうちはちょこちょこ勝ってはいたのだが、ディーラーによっては全く勝てない場合もあり、最後にやったカジノではボロ負けしてしまった。。。
 ま、でも最終的には100ドルの負けで済んだので、ヨシとしよう。

 リンリンさんはラスベガスの常連さんで、連休などがあると、よく足を運んでいるのだそうだ。。今回もその休暇を利用して、ツアーバスに相乗りして遊びに来ているのだ。・・・いいのか。。
 常連さんなので、いつも泊まるホテルからリンリンさん宛に様々な特典付きの招待状まで送られてくるような始末だ。その特典も豪華で、まずホテルの無料宿泊券、ディナー無料お食事券、さらに皮のコートプレゼント・・・。
 3つ目のはいまいちよく分からないが、とにかくラスベガスに来て、いっぱいカジノで遊んでいって下さいってな感じの招待状だ。

 リンリンさんはプチギャンブラーだ。本人いわく趣味で、深入りせず、ストレスが発散できるように息抜き程度にやっているとは言っているが、いったんブラックジャックが始まると、目つきが変わる。。というか、怖い。僕もレクチャーの最中何回怒られたことやら・・・。「アナタ、ゼンゼンムイテナイヨッ!ヤメタホウガイイヨッ!」。そこまで言わなくてもええやん。
 ま、それだけ言うだけのことはあり、一緒にダウンタウンの方のカジノへ行こうと、ホテルの部屋で僕が外出の準備をしている数十分の間に、その僕の泊まるホテルに併設しているカジノでいとも簡単に100ドルぐらい勝っていた。中国人すげー。
 その他にも何度か彼女がブラックジャックをしているのを見ていたが、ほとんど勝っていた。

 あとはラスベガスの町をぶらぶら歩いた。
 ダウンタウンのアーケードはすごい。ある時刻になると急に周りにあるカジノやホテルのネオンが消え、それから大音量の音楽とともにアーケードには煌びやかな映像によるショーが始まる。

<ダウンタウンのアーケードのショータイム>
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 僕が見たときはステッペンウルフの「ボーントゥービーワイルド」のカバーバージョンが流れ、それを演奏しているバンドが出てきたり、アーケードの端から端までスポーツカーが走ったり、戦闘機が飛んでいたりしていた。

 観光客にとってのラスベガスは大きく分けると、近代的な巨大ホテルが建ち並ぶストリップ地区と、昔ながらの面影を残すダウンタウン地区のふたつに分けることができる。
 このアーケードがあるのはダウンタウン地区。。
 巨大な高級ホテルが建ち並ぶストリップ地区では各ホテルでいろいろなショーを催しており、それぞれ入場料が必要なところもあるが、無料でショーが観られるところもある。
 もちろん無料で観られるところしか行っていないが、結構迫力満点なショーばかりだ。アメリカっぽいというか、派手というか・・・。

<船が燃えるところ>
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 ホテルの前の池には巨大な海賊船が2体浮かんでいて、ショーではそこで戦いみたいなのが始まって、銃を撃ったり(もちろん本物ではありません)、爆発しまくるのだ。最後には一方の船から巨大な炎が上がり船は燃えてしまう。
 他にもホテルの正面にある火山が噴火したり、同じくホテルの正面にある巨大な池で噴水ショーが始まったり、なかなかおもしろかった。

 その他にも観光名所になっているホテルがいっぱいあり、その中に入るだけでもおもしろかったし、巨大なショッピングモールなんかもあって、、ラスベガスの街全体がアトラクションのようだった。これは仲間で何人かと来るべきところだなと思った。

<イタリアのベニスをモデルにしたホテル。玄関の内部はこんな感じ>
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 2日目はグランドキャニオンを見に行った。。だが、これに関してはグランドキャニオンの端っこのほんの一部しか見ることができなかったためか、少々感動が薄かった。。

<ニューヨークの摩天楼を表現したホテル・ニューヨークニューヨーク>
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2010年03月13日

バックパッカーは見たっ! 〜続き〜

・・・前回からの続き。

 翌日はお富さんで朝ごはんを頂いて、浜田さんと取り留めのない話をしていると、11時過ぎぐらいになっていた。
 「約束の時間を大幅に超えてしまった・・・」、慌ててリトルトーキョーへと向かい(お富さんからだと所要10分から15分ぐらい)、宿の表玄関の前まで来た。

 後から考えれば、この大幅な遅刻が命拾いに繋がっていたかもしれない。
 一回目のブザーでは誰も応答に出てくれなかった。二回目のブザーを鳴らしても応答はなかったが、5分ほど待つとアジア系の男がドアの向こうから飛び出てきた。てっきりドアを開けに来てくれたんだと思ったが、その男は「Do you have the key?」と一言僕に聞き、「No」と答えるとそれっきりそのまま外へ出て行った。
 とにかく中へ入れたので、すぐの階段を上がった。廊下を見渡すと、中国人住人がちょうど部屋から出てきたところだったので、「チェックインしに来たが、管理人はいるか」と英語で尋ねてみた。
 管理人が寝泊りする部屋にいるのではないかと言われ、そこを訪れたが、ノックをしても応答はない。その中国人住人もまた部屋に入って行ってしまったので、いったいどうしようと、困ってしまい、また元の階段のところまで戻ってきてしまった。
 昨日予約のときに聞いていた管理人室を思い出し、そこのブザーを鳴らしてみる。何回かノックをしてみる。やはり応答がない。思い切ってドアノブを回してドアを押してみると、意外なまでに簡単に開いてしまった。鍵が閉まっていなかったのだ。
 そして「すいませーん・・・」と言いながら二つある部屋の奥の方を覗き込むと、僕の頭を一瞬で真っ白にしてしまうような、そんな漂白剤のような光景が目に飛び込んできた。。

 血だらけの女性が仰向けで、少しこちら側を向いて倒れていたのだ。

 ハッキリ言って行動力を奪われた。というか、一回ドアを閉めてしまった。何か見てはいけないものを見たような気がしたのだ。何が起こっているのかわからなかった。そして何をすればいいのか分からなかったし、天から何か重大な任務を負わされた気がした。

 とにかく現実をしっかりと受け止めねば・・・

 中に入り、その女性をよく見ると、口元から首筋に掛けて鋭い切れ込みが走っている。血まみれの原因はそこから始まっているのだということなどはすぐに理解できた。だが、これがまさか殺人だとはそのとき微塵も感じられなかった。
 なぜなら女性はまだ息があったし、動いていたから、おそらく足を滑らして、こけてしまい、何かの破片で切ってしまったのだろうと思ったからだ。
 そのときその女性が大山さんだと判断できるのには数分時間が掛かった。顔は別人のように膨れ上がっていたのだ。とにかく何て声を掛けたのかは覚えていないが、その女性はまだ意識があり、声は出なかったが必死で「911,911(ロスの救急車)」と言っているのが分かった。
 いったん部屋の外へ出て、しどろもどろしていると、その宿の住人である日本人男性がちょうど外から戻ってきた。とにかく事情を説明すると、その日本人も信じられないような顔をして、慌ててオーナー(中国系ミャンマー人)の部屋をノックし、オーナーに救急車を呼んでもらった。
 オーナーが大山さんの姿を一目見ると、すぐに眉にしわを寄せ、「あぁ・・・」と声にならない声を発した。。
 こうして僕はこの事件の第一発見者となったのだ。(ロサンゼルスチェットウッドホテル殺人事件)

 数分後に現れた救急車に担架で大山さんが運ばれるのを見届けると、いくらか安心した。。しかしその安心感を無意味なものにするような知らせがさらにその数分後に警察の方から言い渡された。

 搬送先で大山さんは亡くなったのだ。

 この事件について警察は殺人事件であると断定した。ハッキリ言って、そんな事件があったあとにこんなところに泊まる気は全くなかったので、すぐにでもその日のための宿を探す予定だったが、ロス警察は僕を放そうとはしなかった。第一発見者というのもあるし、やはり多少なりとも疑われていたのだろう。
 とにかくしばらくはこの宿にいるようにと命じられた。普段は物静かであるこの宿もこの事件がきっかけで毎日のように住人同士でこの事件に関してのいろいろな噂話をするようになった。

 「あの中国人は怪しい・・・。」「金のトラブルが原因らしい・・・。」「犯人は205に泊まっていた日本人で、バッグには死体をもう一体持っていたらしい・・・。」

 とりあえずどうでもいいから、早く犯人を捕まえてくれっ!!という気持ちでいっぱいだった。しかも一番犯人として怪しいのは僕が一番最初に表玄関の前で待っていたときに扉の中から出てきたアジア人。怪しいというか、もうその人しかいないだろうと思った。僕が発見したのは午前11時40分ごろ。他の住人が元気な大山さんと最後に話したのは午前10時半頃。その1時間とちょっとの間に犯行が行われたとしか考えられない。
 その時間帯のアリバイを住人の全員に確認すると、残るはその表玄関から出て行ったアジア人の男しか考えられないのだ。そんな犯人として一番怪しい人物に顔が割れているのは僕しかいないのだ。。
 この宿で何泊かしているうちに、その犯人が僕を殺しに来る可能性だってあるわけだ。。


 だが、それから10日後ぐらいに犯人は逮捕された。
 警察からの情報によると、しばらく(1ヶ月ぐらい)この宿に宿泊していた中国人が犯人との事。
 動機は宿泊代に関するトラブル。犯人はギャンブルの常習者で、お金に関してだらしのない人だったようだ。
 ただ警察はそれ以上詳しいことは教えてくれず、犯人がその一番最初に僕が会ったアジア人だったかどうかはよく分からない。

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 犯人が捕まるまでの10日間、全く外に出られないわけではなかったので、それなりにロスの街やその近辺をいろいろと観てまわった。

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 サンタモニカのビーチ、ダウンタウン、ハリウッドの町、そして2泊3日のラスベガスツアーと同じく2泊3日のサンフランシスコツアー。。

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 だが、いつも宿に帰る時は何となく憂鬱になってしまう。。

 あの宿に戻るのか・・・。

 そんなこんなで、僕にとってのロサンゼルスは負のオーラが漂った町として印象付けられた。

 大山さんに関しては本当に残念であったが、とりあえず犯人が捕まって良かったし、大山さんの他にも怪我人や犠牲者が出なくて、本当によかった。
 とにかく、旅中にこんな体験が待っているなんて思いもしなかった。この事件は僕の旅の中でも一番のインパクトがある事件だった。。

<ロスダウンタウン中心街>
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<サンタモニカにて>
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ラベル:世界一周
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